2025/2/20塗装工事と立地条件の関係性№552
特に、海に近い地域では、潮風に含まれる塩分が建材にダメージを与え、劣化を早めることがあります。
1.金属部の腐食
- 潮風に含まれる塩分が金属表面に付着し、水分と反応することで錆(酸化鉄)が発生しやすくなります。
- 特に鉄や亜鉛メッキ鋼材などは塩害の影響を受けやすく、錆びると強度が低下します。
2.コンクリートの劣化
- コンクリートに塩分が浸透すると、内部の鉄筋が腐食し、膨張してひび割れをします(塩害によるコンクリートの「中性化」)。
- これにより建物の耐久性が低下し、修繕が必要になります。
3.木材の腐朽
- 潮風による湿気が木材に浸透し、カビや菌の繁殖を促進し、腐食を早めます。
- 特に屋外のウッドデッキや外壁などは、塗装や防腐処理を施しているので長持ちが簡単です。
4.外壁や塗装の劣化
- 塩分は外壁塗装の劣化を早め、塗膜の剥がれやひび割れを防ぎます。
- サッシや窓ガラスの金属部分も削りやすくなります。
対策
- 耐塩害仕様の建材(ステンレス、アルミ、耐候性鋼など)を使用する。
- 定期的な洗浄(特に金属部や窓周り)で塩分を除去する。
- 防錆塗装や防水塗装を施し、耐久を心がけます。
- コンクリートには塩害対策として防水剤を混ぜる。
- 風通しをよくし、湿気がこ
潮風が強い地域では、これらの対策を講じることで建物の耐用年数を、耐えることができます。
さらに、潮風による劣化を守るためには定期的なメンテナンスが重要です。
具体的なメンテナンス方法
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洗浄
- 外や壁窓、金属部品の塩分を水で洗い流します(特に海沿いの建物は頻度を増やします)。
- 雨で自然に洗い流さない部分は特に注意が必要です。
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防錆・防水対策
- 金属部分には防錆塗装やコーティング
- コンクリートのひび割れを早めに補修し、水や塩
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換気と湿気対策
- 風通しをよくし、湿気をこもらせない。
- 室内の木材部分は除湿機や防腐剤を活用して保護する。
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耐久性の高い素材の使用
- ステンレスやアルミなどの耐塩害金属を選ぶ
- 耐候性の高い塗料やコンクリート添加剤を活用する
これらの対策継続的に行うことで、潮風による建物の劣化を抑え、当面の間綺麗な状態を保つ事が出来ます。
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2025/2/20ブログ執筆者
泉州ペイント株式会社
宮田 遼平
一般建築物石綿含有建材調査者 外装劣化診断士
外壁塗装・屋根塗装・防水工事
施工対応エリア
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