2025/11/16冬の外壁塗装について徹底解説!!№602
外壁塗装は春や秋がベストシーズンと言われますが、実は冬でも適切な管理と条件さえ整えば問題なく施工できます。ただし気温や湿度の影響を受けやすい季節でもあるため、他の季節よりも施工管理がシビアになるのも事実です。冬に外壁塗装を行う際に押さえておくべきポイントを、施工会社の視点からわかりやすくまとめます。
1. 気温5℃以上・湿度85%未満のタイミングで施工する
ほとんどの塗料メーカーは、塗装可能な気温を5℃以上、湿度を85%未満と規定しています。冬は朝晩の冷え込みが強く、地域によっては日中でも気温が上がらないことがあります。条件を無視した施工をすると、
・塗膜の硬化不良
・艶ムラ
・白化(ブリード)
・早期剥離
などの不具合につながるため、塗装時間帯の管理がとても重要です。冬は作業できる時間帯が短いため、職人の段取りと現場管理の差が仕上がりに大きく影響します。
2. 結露に注意する
冬は日中は晴れていても、朝や夕方の結露が非常に起きやすい季節です。外壁に水分が残っている状態で塗装すると、塗料が密着せず剥がれの原因になります。
・朝は外壁に触れて濡れていないかチェック
・日当たりの悪い面は特に乾燥を見極める
・霜は完全に溶けて乾くまで待つ
このように、冬は**「乾いているようで実は濡れている」**という状況が多発するため、細かい確認が非常に大切です。
3. 乾燥時間が長くなることを前提にする
冬は気温が低いため、塗料の乾燥時間が他の季節よりも長くなります。
通常なら1〜2時間で乾くところが、冬だと3〜4時間程度かかることも珍しくありません。
乾燥時間が十分でない状態で上塗りをすると、
・塗膜の縮み
・シワ
・密着不良
が起こる可能性があります。冬の塗装は「ゆっくり丁寧に」が基本。短工期をうたう業者より、乾燥時間をしっかり確保してくれる業者を選ぶことが大切です。
4. 日照時間が短いので工期が長くなる可能性がある
冬は日没が早く気温も下がるため、17時以降の作業が難しくなります。そのため、通常より1~3日ほど工期が伸びる可能性があります。
ただし、この延長は手抜きではなく、むしろ安心できる現象です。
無理にスピード重視で進めると仕上がりに悪影響が出るので、冬は余裕のあるスケジュールで計画するのがおすすめです。
5. 北面・日陰面の乾燥は特に慎重に
冬の北面は、
・日が当たらない
・温度が上がらない
・湿気が残りやすい
ため、塗装の難易度が高い部分です。丁寧に確認せず塗装を進めると、後で膨れや剥がれが起きるリスクがあります。冬でもしっかり管理する業者なら、
・北面を午後の暖かい時間に回す
・乾燥を確認してから塗る
などの工程管理を徹底してくれます。
6. 冬のメリットも実は多い
冬はデメリットが注目されがちですが、実はメリットもあります。
✔ 空気が乾燥しているため、湿度による失敗が少ない
梅雨や夏よりよほど安定しています。
✔ 業者の繁忙期ではないため、予約が取りやすい
春・秋は2〜3ヶ月待ちが普通。冬は施工調整がしやすい時期です。
✔ キャンペーン価格で施工できることが多い
閑散期なので価格も比較的お得。
施工管理さえしっかりしていれば、冬はむしろ狙い目とも言えます。
7. 冬の塗装は「業者選び」が最重要
冬は現場判断の精度が仕上がりを左右するため、
・温度・湿度の管理をしているか
・メーカー仕様を守っているか
・無理に塗り進めていないか
など、施工管理のうまい業者かどうかがとても重要です。
安い・早いよりも、「管理が丁寧な会社」を選ぶことが失敗しないコツです。

2025/11/16ブログ執筆者
泉州ペイント株式会社
宮田 遼平
一般建築物石綿含有建材調査者 外装劣化診断士

外壁塗装・屋根塗装・防水工事
施工対応エリア
(泉佐野市 泉南市 貝塚市 岸和田市 阪南市 田尻町 熊取町 忠岡町 岬町 和泉市 泉大津市 高石市 堺市)
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