現場ブログ 塗装に関するマメ知識やイベントなど最新情報をお届けします!

HOME > 現場ブログ > 2025/8/25台風時期の外壁塗装の注意点№592

2025/8/25台風時期の外壁塗装の注意点№592

2025.08.25 (Mon) 更新

台風時期の外壁塗装の注意点

外壁塗装は家を長持ちさせ、美観を保つために欠かせない工事ですが、施工時期によって注意すべきポイントがあります。特に日本では毎年夏から秋にかけて台風シーズンを迎えるため、この時期に外壁塗装を検討している方は、天候による影響をしっかり理解しておく必要があります。ここでは、台風時期の外壁塗装における注意点を詳しく解説します。

1. 強風による足場や飛散のリスク

外壁塗装では必ず足場を組み立て、メッシュシートを張ります。しかし、台風の強風は足場を揺らし、最悪の場合は倒壊の危険性があります。また、メッシュシートが風を受けてバタつくことで破損したり、固定していた部材が飛散する恐れもあります。これらは近隣住宅や通行人に被害を与える可能性があるため、台風接近時には足場の補強やシートの取り外しといった安全対策が欠かせません。

2. 雨による塗料の不具合

塗装は「乾燥」が非常に重要です。塗料がしっかり乾く前に雨に打たれると、表面にムラや膨れが生じたり、塗膜が流れてしまうことがあります。また、湿度が高いと塗料の硬化が遅れ、仕上がりに悪影響を及ぼします。そのため、台風の前後や雨が予想される日には塗装作業を中止し、晴天が続くタイミングを選んで作業を進めることが大切です。

3. 工期の遅延を想定する

台風時期に外壁塗装を行うと、どうしても工期が予定より延びるケースが多くなります。数日間は作業を中断せざるを得ないことも珍しくありません。そのため、工事を依頼する際は「天候による工期延長がある」ことを前提にスケジュールを考える必要があります。特に引っ越しやイベントの予定がある場合は、余裕を持った工期設定を行いましょう。

4. 塗装会社の対応力を確認する

信頼できる塗装会社は、台風接近の予報が出た時点で足場の点検やシートの撤去を行うなど、安全対策を徹底します。また、工期の調整や中断後の再開についても柔軟に対応してくれます。契約前に「台風や荒天時にはどのように対応してくれるのか」を確認しておくと安心です。安さだけで選ぶと、こうしたリスク管理が不十分な場合があるため注意しましょう。

5. 周囲への配慮も忘れずに

台風時期は近隣への配慮も重要です。足場のシートが風で音を立てたり、部材が飛んで隣家に当たるとトラブルに発展しかねません。事前に近隣へ工事の挨拶を行い、「台風時には安全対策を徹底する」旨を伝えておくと、理解を得やすくなります。

6. 工事を避けた方がよいケースも

台風が頻発する時期に無理に塗装工事を進めるのは、仕上がりや安全面で大きなリスクがあります。特に9月のピーク時は工事を控え、台風シーズン明けの安定した時期に施工するのも一つの選択肢です。どうしてもこの時期に工事をしなければならない場合は、工事の進め方や安全対策について業者と十分に相談してください。


まとめ

台風時期の外壁塗装は「強風・大雨・高湿度」という条件が重なりやすく、仕上がりや安全に大きな影響を及ぼします。足場やシートの管理、塗料の乾燥不良の防止、工期延長への理解など、さまざまなリスクを考慮したうえで計画を立てることが大切です。最も重要なのは、経験豊富で安全対策に慣れた業者を選ぶことです。信頼できる業者と十分に打ち合わせを行い、万全の準備をして台風シーズンの工事に臨みましょう。

 

 

2025/8/25ブログ執筆者

泉州ペイント株式会社 

宮田 遼平       

一般建築物石綿含有建材調査者 外装劣化診断士

外壁塗装・屋根塗装・防水工事 

施工対応エリア

(泉佐野市 泉南市 貝塚市 岸和田市 阪南市 田尻町 熊取町 忠岡町 岬町 和泉市 泉大津市 高石市 堺市)

泉州ペイント株式会社

大阪府知事許可125384号

〒598-0006

大阪府泉佐野市市場西3丁目5-10 新川第六ビル
フリーダイヤル0120-710-965
TEL072-462-8050  FAX072-462-8051
営業時間 9:00~18:00  水曜定休日